履歴書の書き方と面接のコツを実例つきで紹介!
⸻
はじめに
60代になってからの再就職。
「もう年齢的に難しいのでは…」と不安になる方も多いかもしれません。
でも、今は社会全体がシニア世代の活躍に期待しています。国や企業も高齢者の雇用促進に積極的に取り組んでおり、再スタートを切るためのチャンスは確実に広がってきています。
この記事では、履歴書の実例や面接のポイントに加えて、企業や国の取り組みもご紹介。60代からの再就職活動を前向きに進めるヒントをお届けします。
1. 60代が再就職で求められるポイントとは?
高年齢者雇用安定法の改正により、企業には「70歳までの就業機会確保」が努力義務として求められるようになりました。これにより、シニアでも働き続けられる制度づくりが進んでいます。
✅企業側の取り組み例
• 定年後の再雇用制度の充実
• 時短勤務や週2〜3勤務の導入
• 年齢不問の求人枠を設ける企業の増加
中でもスーパーや飲食店、介護施設などは、シニア世代の接客力や安定感を評価し、積極的に採用しています。
⸻
2. 履歴書の書き方:シンプルで正直に
シニアの履歴書で大切なのは「わかりやすく・簡潔に・前向きに」。
✅ポイント
• 学歴・職歴は直近10〜20年を中心に記載
• 志望動機は「働く意欲」「貢献したい気持ち」をしっかり伝える
• 健康状態や通勤手段も記載すると安心感アップ
⸻
📄履歴書の記入例(抜粋)
志望動機
長年にわたり接客業に携わってきた経験を活かし、御社の業務にも丁寧かつ前向きに取り組んでまいります。現在も健康に問題なく、週3〜4日の勤務を希望しております。
⸻
3. 面接のコツ:謙虚さと前向きさを伝える
面接では「どんな働き方をしたいか」「なぜこの職場を選んだのか」を聞かれることが多いです。
答え方のポイントは以下の通り。
🌟好印象を与える答え方
• 「教わる立場になることに抵抗はありません」
• 「短時間でもできることを探していきたいです」
• 「若い方とも協力して働けるよう心がけます」
⸻
4. 採用担当者のリアルな声
「シニアでも前向きな姿勢が伝わる方はすぐに採用を決めます」(スーパーマーケット採用担当)
「“教わるのが久しぶりだけど楽しみです”と笑顔で言ってくれて安心感がありました」(飲食店店長)
年齢よりも「この職場に合いそうか」「周囲と協力できそうか」を重視している企業は多いです。
⸻
5. 国や自治体の支援も活用しよう
国や自治体でも、シニアの就労支援を積極的に行っています。
💡支援制度の例
• ハローワークの「生涯現役支援コーナー」
60歳以上の方を対象とした職業相談・紹介サービス。
• シルバー人材センター
地域の短時間・軽作業の仕事を紹介。健康維持や社会参加を目的とした働き方にぴったり。
• 高年齢者雇用開発コンテスト(厚生労働省)
シニア雇用に積極的な企業を表彰し、好事例を全国に広める取り組み。
身近な場所にある窓口や制度を活用することで、自分に合った仕事と出会いやすくなります。
もっと詳しく知りたい方へ
60代の再就職活動を後押ししてくれる支援窓口や、事前に確認しておきたい自己チェックリストをご紹介します。ぜひご活用ください!
⸻
🔗 60代の再就職を支える支援窓口リンク集
支援内容 | 窓口・サイト名 | リンク |
高年齢者向け職業相談・紹介 | ハローワーク「生涯現役支援窓口」 | 厚生労働省:生涯現役支援窓口 |
地域密着の仕事紹介 | 全国シルバー人材センター協会 | シルバー人材センターとは |
再就職支援事例や表彰企業 | 高年齢者雇用開発コンテスト | 厚生労働省:コンテスト概要 |
✅ 60代からの再就職・自己チェックリスト
再スタート前に、次の項目をチェックしてみましょう!
- 健康状態は働くうえで問題ない
- 希望する働き方(曜日・時間・業種)が明確
- これまでの経験を活かせる職種を考えている
- 教わることや新しい環境に柔軟に対応できる
- 通勤手段と通勤時間は無理がない範囲
- 家族と働き方について話し合っている
- ハローワークやシルバー人材センターに登録済み
まとめ
シニアからの再就職活動は、確かに少し勇気がいるかもしれません。
でも、「まだまだ働ける」「誰かの役に立ちたい」という想いは、必ずどこかで必要とされています。
国や企業の後押しも追い風です。丁寧に準備して、ぜひ一歩を踏み出してみてください!
次回予告
次回は
**「50代〜が実際に働いてよかった仕事5選」**をお届けします!
実際に働いている方の声をもとに、「やってみてよかった」「続けやすい」と感じられたお仕事を紹介します。これから仕事を探す方のヒントになれば幸いです。
コメント