体力・経験・やりがい…”続けやすさ”で選ばれたお仕事とは?
*採用担当のリアルな声も掲載!
50代を過ぎると、「体力に自信がなくなってきた」「ブランクが長いけど働けるかな」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
ですが実際には、多くの50代〜60代の方が再就職し、いきいきと働いています。
この記事では、50代以上の方が「実際に働いてよかった」と感じた仕事を5つご紹介します。
あわせて「向いていなかった人の声」や「採用担当者の本音」も紹介。
職場選び・応募準備のヒントになれば幸いです。
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1. スーパーの品出し・レジ係
ほどよい運動量と地域密着の安心感が魅力!
📍仕事内容:商品の陳列、レジ対応、品出し補助など
🟢 よかった声
「同年代の仲間が多くて、安心して働けています」
「朝の数時間だけの勤務で、」家事との両立がしやすいです。
🔴 合わなかった声
「飲料など重たい荷物のを持つこともあり、腰を痛めてしまいました」
💬 採用担当者の声
「経験よりも、明るい挨拶や丁寧な接客ができる方を求めています。
年齢より“感じの良さ”を重視してますね」(スーパー・店長)
👤 体験談
「最初はレジが不安でしたが、今はお客様とのちょっとした会話が楽しみです」(女性・56歳)
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2. 清掃スタッフ(オフィスビル・病院など)
静かな環境で、マイペースに働ける仕事
📍仕事内容:トイレ・フロア掃除、ごみ回収、備品補充など
🟢 よかった声
「誰かと話すことが少ないので、人間関係のストレスが人が少なく、自分のペースで働けます」
🔴 合わなかった声
「思っていたよりも動き回るので、体力的にきついと感じました」
💬 採用担当者の声
「50代以上の方は丁寧に作業してくれるので安心です。
でも“掃除は家でもやってるし簡単でしょ”という気持ちで来られると、ギャップを感じるかもしれません」(清掃業・採用担当)
👤 体験談
「勤務前に現場を見学させてもらえて安心でした。朝の静かな時間に働けて、午後は自分の時間が持てるのが魅力です」(男性・61歳)
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3. 企業の事務サポート(パート・派遣)
経験を活かして、座って働けるのが魅力!
📍仕事内容:データ入力、電話対応、資料作成など
🟢 よかった声
「昔の事務経験を活かせて、やりがいを感じます」
🔴 合わなかった声
「新しいソフトやスピード感についていけず、苦労しました」
💬 採用担当者の声
「ブランクがあっても大丈夫です。ただ、“覚えるのが苦手”と最初から言われてしまうと…不安になります」(人材派遣会社・コーディネーター)
👤 体験談
「慣れるまで時間はかかりましたが、周囲のフォローで続けられています」(女性・58歳)
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4. 保育園・幼稚園の補助スタッフ
子育て経験を活かせて、やりがいも◎
📍仕事内容:食事介助、遊び相手、お昼寝の見守りなど
🟢 よかった声
「子どもたちの笑顔に毎日癒されています」
🔴 合わなかった声
「思った以上に体力を使い、膝や腰に負担を感じました」
💬 採用担当者の声
「お母さんやおばあちゃん世代の落ち着いた雰囲気は、とても頼りになります。
ただ、園のルールに従ってもらえる柔軟さも大切です」(保育園・園長)
👤 体験談
「孫のような子どもたちと過ごせるのが何よりの楽しみです」(女性・60歳)
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5. コールセンター(在宅あり)
未経験から始められて、シフトも自由!
📍仕事内容:電話対応(問い合わせ・予約受付・注文対応など)
🟢 よかった声
「自宅でできるのが魅力。天気や服装を気にせず働けます」
🔴 合わなかった声
「クレーム対応に心が疲れてしまった。相手の感情を受け止めるのが大変でした」
💬 採用担当者の声
「年齢は関係ありません。ただ、“声のトーン”や“聞く姿勢”は非常に重要。
落ち着いた対応ができる方なら、むしろシニアの方が向いていると感じることも多いです」(コールセンター責任者)
👤 体験談
「在宅で働けるのは助かりますが、最初は緊張の連続でした。
でもマニュアルがあるので慣れれば問題ありません」(男性・55歳)
🧠 採用側の5つの本音ポイントとは?
50代以上の応募者に対して、採用担当者が実際に気にしていること・感じていることを5つの視点でご紹介します。
良い印象を持ってもらうための対策ポイントも、あわせてチェックしておきましょう。
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①「経験はありがたい、でも頑固な人はちょっと…」
▶️ 背景:
50代以上の応募者には豊富な経験や知識を期待している一方で、「やり方を変えたがらない」「指示を聞かない」といった印象を持たれることがあります。
💬 採用担当者の声:
「柔軟に対応できる人かどうか、面接でよく見ています。経験よりも“協調性”が大事です。」
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②「長く続けてくれそうか不安」
▶️ 背景:
「家庭の事情で辞めてしまうのでは?」「体調が続くかな?」と心配されることがあります。
💬 採用担当者の声:
「最初に“長く働きたい意志”を伝えてくれると安心感があります」
🟡 対策ポイント:
履歴書の志望動機に「長く働きたい理由」を具体的に書くと◎
(例:「家事と両立しながら安定して働きたい」「この地域でずっと働きたい」など)
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③「パソコン・スマホが使えるか気になる」
▶️ 背景:
特に事務や受付、在宅ワークでは、最低限のITスキルが求められるため、年齢に関係なく重視されています。
💬 採用担当者の声:
「“スマホは苦手です”と言われると、正直ちょっと不安です。今は社内連絡がLINEやアプリのところも多いので…」
🟡 対策ポイント:
面接では「日常的にスマホを使っています」「Excelも使ったことがあります」など、自信がある部分だけでも伝えましょう。
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④「自己主張が強すぎないか心配」
▶️ 背景:
若い上司や同僚との関係性を考え、「年上だからといって周囲とぶつかるのでは?」と懸念されることがあります。
💬 採用担当者の声:
「“以前の職場ではこうしてました”と上から言われると、ちょっと構えてしまいますね」
🟡 対策ポイント:
自分の経験は強みとして持ちつつも、「新しい環境に合わせる姿勢」を見せることが大切です。
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⑤「人柄・姿勢がすべて」
▶️ 背景:
年齢にかかわらず、明るさ・素直さ・感謝の気持ちが伝わるかどうかが最大の決め手になることも多いです。
💬 採用担当者の声:
「丁寧な言葉づかいで、まっすぐ目を見て話してくれるだけで安心できます。技術より“感じの良さ”ですね」
採用担当者は”この5点”を見ている!
採用側の視点 | 求職者に求められること |
柔軟性があるか | 経験にこだわりすぎず、新しいやり方に順応する姿勢 |
長く続けてくれそうか | 志望動機や勤務希望に“継続したい”理由を明記 |
ITツールが使えるか | 日常的なスマホ操作・メール・基本的なPCスキル |
協調性・コミュニケーション力があるか | 職場の人間関係に配慮し、素直な対応ができるか |
人柄が良く安心できる雰囲気があるか | 明るい表情・丁寧な言葉・感謝の気持ち |
まとめ
50代〜の方々が実際に働いて「やってよかった」と感じた仕事には、やりがいや柔軟な働き方、そして人とのつながりがありました。
一方で、「合わなかった」と感じた声もあるように、どんな仕事も向き・不向きは人それぞれ。自分の価値観やライフスタイルに合うかどうかを見極めることが大切です。
そして企業側も、年齢ではなく「人柄」や「意欲」を重視する傾向が強まっています。
50代からの仕事選びは、ただの再スタートではなく「これからの人生を豊かにする選択」です。自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
次回予告
次回は
50代〜の転職を成功させるために最適な転職エージェントの選び方
についてお届けします。
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